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ものづくりの匠と作る額縁

2013年08月29日

今日は「ものづくりの匠と作る額縁」という講座のため、すぐ近くにある豊中庄内公民館に

チームKOTAKIが出動してきました。

前々からなにか木を使った講座や講習みたいなことやっていただけませんかと、公民館の方から

相談されており、社内でも相談したところ額縁なんかどうかという意見が。

公民館では絵画教室なども開催されているので、”自分で描いた絵を”自分で作った額縁”に入れるっていうのも

喜んでもらえるのではないかとのことで、公民館のご担当者様と検討の結果今回の開催と

なりました。

午前中にプレ加工した材料や工具類を公民館の製作室に搬入し、昼からの開催に備えました。

製作時間は午後2時から4時半までの2時間半。

全くの初心者の方には少々高めの難易度なので、出来るだけスムーズに作れるように

材料は予め工場で銀杏面を施し、留め切り用の型と鋸を人数分用意ました。

応募の方10名にまずは作り方の説明を一通り行い、さっそく製作開始です。

難しいところのお手伝いや、万が一ケガなどをされてもいけないので、製作職人チームが

参加者2名に対し1名の割合でサポートします。

今回の講座、チームKOTAKIとしては初めてのものなので、どのくらいのレベルで作ってもらうか

とても悩みました。

すべてをプレ加工で用意すると、組立キットのようであっと言う間に完成してしまい面白くないだろうと

鋸での材料カット、ボンドでの接着や補強加工の仕方など作る楽しさを感じてもらおうと思い

材料の留め切りからはじめる、少し難しめの設定にし準備しました。

型を用意したとは言え、留め切りを鋸で切り尚且つ四隅を隙間なく全て90°に合わせるのは

少々難しかったようです。

ご希望の方には最終手段として、スライド丸のこでのカットサービスを。

ボンド付けをし裏側をタッカーで補強後、仮固定のうえカンザシ溝を掘ります。

溝幅が手鋸でも一定の巾で切れるよう、溝幅分だけ厚さの違う板を2種類用意し、鋸の下にあてがいながら

慎重に切り込みを入れていきます。

掘った溝にボンドを流し、カンザシを差し込んではみ出た部分をカットし、カンナをかけ

さらにサンドペーパーで仕上げていきます。

裏板をカカリの内寸に合うようカットします。

これも留め切りの仕方により、寸法が変わりますのであえて大きめに用意しました。

トンボや豆カンを取り付ける前に、塗装を行います。

今回は木目を活かすためにあえてオイルステインで染色仕上げにしてもらいました。

最後に豆カンとトンボを取り付けて、透明アクリルと裏板を入れて完成です。

「できた、出来た!」 少々苦戦しましたが、皆さん出来上がりに満足されたようです。

参加された方の中には書道をされてる方もおり、「これに自分で書いた作品をいれようと思ってます」と

嬉しそうに話しておられました。

今回製作した額縁もみなさんの作品です。

お気に入りの絵や書、写真等を入れて大切に飾ってください。

次回また楽しい工作を考えますので是非参加してくださいね。

チームKOTAKIとして今回初めて講座をさせていただきましたが、とても楽しい時間を過ごさせていただきました。

参加者の皆様、公民館のご関係者様お疲れ様でした。そしてありがとうございました! 

さぁ比嘉さん、次回は何を作ってもらいましょうか。

子供向けの額縁簡単バージョンや、ベンチ・椅子なんかもいいですね。

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    でも・・・   「先生」と呼ばれるのはやっぱりニガテです。

    by : suzuki